熱帯雨林や深い森を嫌うアカヒメクマタカはケアンズでは稀にしか現れない。そして飛翔を見上げる機会は時々あるが、とまっている姿を見ることはさらに少ない。最も小型のタカであり、凛々しいというよりは可愛い。
学名 | : Hieraaetus morphnoides |
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英名 | : Little Eagle |
探鳥を初めて1日半で5種類のライファーを追加し699種まで来た私は、700種目のターゲットをノドアカモズヒタキに定め最近目撃情報があった国立公園に向かったのだが。
仕方ないのでこの場所を諦めて別の国立公園に大きく移動。途中給油しようと思っていた村のガソリンスタンドが廃業しており残量に不安を抱えながら国立公園に進だがこちらはもっと酷かった。カローラどころかオフロードタイヤを履いたランクルでも空気圧を落としてからでないと簡単には通れそうにさえない。
国立公園なんだから、大型4WD出ないとアクセスすらままならないことくらいは事前に道すがらの看板などで教えておいて欲しいわ…。ということでノドアカモズヒタキは車の能力不足により早めに諦め、というか探すところまでも至らず今日2度目の転戦。ガソリンもギリギリだった。
700種目のターゲットをキゴシトゲハシムシクイへと変更した私は最近その目撃情報があった場所その①に行ってみるが、道端にしか見えずパス。その②にも行って見たがそこもトゲハシムシクイ類が生息していそうな環境にはとても見えずまた移動することに。今日は全然バードウォッチングが出来てないな。その③に向かうが、数キロ前でまたしても道はフカフカの砂地に変わり乗用車では前進が出来ない。もういいやと思うところだが、ノドアカモズヒタキに続いてキゴシトゲハシムシクイも探す以前の問題とは納得できない。もう半日以上何も実りのある事をしていないじゃないか!と片道数キロの砂丘のような道を歩くことを決意。往復10km。不可能ではない。それがこの気温40度の夏じゃなければな。。
次回更新は「リトル・デザート国立公園、気温40度の無人の砂漠をムシクイを求めて死の行軍」予定。
マミジロオーストラリアマルハシ。持てるだけの水とEPRB(緊急救難信号装置)、GPSは携帯している。