ケアンズ周辺ではコクチョウは成鳥は見られども繁殖はしていない。ヒナを連れているのが新鮮。
ちょっと待て。数が多すぎるぞ。幼稚園か何かか?
身体の大半が沈んでいて、鵜のようなニオイガモ。
こちらは本当の鵜達。
何千羽ものサザナミオオハシガモが一斉に飛翔する光景は圧巻。
渡り鳥の世界でも珍しい「東西に渡る鳥」ことフタオビチドリ。東西に渡っても冬は冬のままであり夏は夏のままである。なのに何故、多大な労力をかけてタスマン海を渡るのか?
オーストラリア野鳥の会が力を入れて保護活動を行っているズグロチドリ。絶滅危惧種。
メルボルン郊外は野生のコアラ(サザンコアラ)が普通に見られるところでもある。サザンコアラは可愛くないことで定評がある。
ムシクイ、というにはあまりにも巨大なズアカヒゲムシクイ。分布域の超狭い希少種なので「大変でしたよ」感を出すためにこんな写真を載せてみたが…
実は普通にいたりして。
ケアンズにゴシキセイガイインコがいるような感じで、メルボルンやタスマニアにはジャコウインコがいる。
暗澹としたメルボルンの摩天楼。
解散して一人になった後、オーストラリアではメルボルン周辺の数箇所だけで生き残っている移入種であるスズメを見に高速バスと電車を乗り継ぐ。オーストラリアのバーダーとしてはメルボルン滞在中に何としてもスズメは見ておきたいが、数回目にしてついにその時が来たのである。
←破滅的ゲリラ豪雨前線(本州のサイズに匹敵)がメルボルンを襲う寸前のアメダス。
そして悲劇は起こった。壮絶なゲリラ豪雨で走行中の電車が故障。「車庫に回送するから全員降りなさい」と最寄りの駅に全乗客が豪雨の中で放り出される。確かに駅には何十人かの人が雨宿りできるようなスペースはあるが、電車の全乗客が降ろされたために雨宿りスペースが全く足りず、ゲリラ豪雨の中で隠れるところもないという楽しい時間を過ごす。
濡れる?ただの水だろ。何でも誰かを責めるのではなく、大人なんだから自分で何とかしなさい。
幸せを謳歌していてイライラしていないオーストラリア社会は普通はそんなことで苦情を言ったりしない。そもそも言ってもまともに取り合わないし、逆に叱られたりするらしいし。(「この世に完璧なものなどないよ」とか「私のせいじゃないでしょ?」とか、「これで世界が滅びるわけじゃないよ」等は文句を言った時によくオーストラリアでは返ってくる言葉)
人々は自然体のまま仕事をしている。「世界が滅びるわけじゃないよ」はつい一時間前にも聞いたなぁ。日本で時々聞く、「死ぬことはないよ」より数段懐の深い言葉だと思う。
実際の映像です。
そんなハプニングを乗り越え、イエスズメに混じって憧れの純スズメをゲット。