コスタリカの太平洋側の一部地域ではコンゴウインコが局地的に普通種になっている。他のいかなる野鳥よりも、この種は花鳥園的な雰囲気を持っていると思う。ザ・施設の鳥という感じだ。
でも数少ないチャンスで目前を横切っていく姿をまぁ写せた。
アカエリサボテンミソサザイが誰でも超簡単に撮れる野鳥だとは、書かなければ決してバレないはずだ!!
ニッケイハチドリはあまり個体数が多くないようで、こうして近くで見られ何より。
このメガネクロウタドリも特定の標高に分布する野鳥で、ツアーで滞在する標高とは違う。そのため「A地点からB地点への移動中の車窓」といった出現になりやすい。でもそういうのは好きなんだけど。分布が狭ければ狭いほど興奮する(//∇//)
初日にメスだけ見かけたズアカゴシキドリもオスが登場。なんか天狗のような顔。
コスタリカには多くのフライキャッチャーが分布しており、Empidnaxなど一部のグループはフィールドでの識別がまず無理なほど似通っている。ミヤマモリタイランチョウ。
レンジャクというよりインコっぽいオナガレンジャクモドキ。
「日本ならもっと集まるよ」と突っ込まれそうだけどそれは珍鳥が出現した時であって、カザリキヌバネドリは珍鳥ではなく普通のコスタリカ産の野鳥でありそれも留鳥である。つまり365日一生涯、このような大群衆に追いかけ回されているということだ。
自分で見つけたわけでもなく、野鳥に苦痛を与え続けるこんなタイプのバードウォッチングを私は楽しいとは思わない。
特に、野生動物を観察するということに関して最低限の道具やスキル、知識を持たない一般の観光客は野鳥を観光対象相手としないでほしい。(カザリキヌバネドリのオスと左はメス)
そしてそれを野放しにしてきた現地観光業者は、自分の足を食べているタコに見える。もしくは金の卵を産む鳥の腹を割き血眼で卵を探しているような人々に見える。この写真はほとんど同じ構図ながら、一枚目とは別の木。
ケツァールことカザリキヌバネドリは「世界一不幸な鳥」という一部の表現は適切だと思う。野鳥ファンだけに追い回されるならまだ人数に限度があるし機材面のゆとりからもそこまで接近されないが、観光バスに乗って押し寄せるスマホしか持ってない観光客に一年中追いかけられるのだから。