Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

ノーフォーク島旅行記その3

カンムリウズラ

朝一番の喜びはカンムリウズラとの遭遇。日本のコジュケイのように、彼らはオーストラリアにとって古い移入種である。ニューサウスウェールズ州を中心に各地に放たれたが、ノーフォーク島を初めとした2−3の島以外では消滅した。


今ではカンムリウズラもオーストラリア産野鳥リストの重要な一種になる。


もともと狩猟相手として連れてこられたので人間不信が強く、直ぐに逃げ隠れるので撮るのは難しいという前評判だったが確かに逃げ足は早かった。誰かに運転してもらって、助手席から、車内から撮影するのが一番良さそうなのだけど。


このキバラモズヒタキはオーストラリア本土のとは別亜種で、外見は全然違って見える。最初オリーブモズヒタキに見えた。


将来的に別種とされる可能性があるとされる。外見はかなり違う。ただ声は同じような印象だった。


ノーフォーク島には三種類のメジロが存在する。1979年以降ほぼ目撃が無く絶滅したと考えられるノーフォークメジロ、絶滅危惧種のハシボソメジロ、そして普通種のハイムネメジロ。目が慣れないうちは一羽一羽見ていくしかないが、これはハイムネメジロ。


これもハイムネメジロ。数あるハイムネメジロの亜種の中ではタスマニア島の亜種に外見が近く見える。ノーフォーク島のハイムネメジロは1904年に初めて確認され、自然飛来した物と見られている。多分タスマニアからはるばる。


幸先よくノーフォークインコ*らしき声が遠くで聞こえた。有り難いのは彼らの声が大変珍しい物であり、他の鳥の声と混同するような物がないことだ。そうか、やはりこの森のどこかに。それにしてもこの島はノーフォークマツしかはえていないではないかというほどの優占ぶりだ。


そして凄い派手な鳥が登場。

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