Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

クリスマス島探鳥記 その8

タイワンツグミ

クリスマス島固有亜種のタイワンツグミ。一時期絶滅危惧1種だったが、回復し今では4000羽程度がクリスマス島にいるとされる。


オーストラリアでは珍鳥キセキレイだが、私はすでにケアンズで見ており一種増えない(°▽°)


漬物石ほどもある巨大なカニがその辺をウロウロしているのは異様な光景。ヤシガニは食べられないからな。


ダーウィン、ケアンズ、タウンズビル、マグネティック島など各地に残る回転砲台。クリスマス島のものは原型を止めており今でも使えそうだった。日本人はあまり知らないが日本はオーストラリア北部をなんども空爆しており特にダーウィンは20回以上の空襲を受けて街が全焼している。ケアンズでも爆撃機が投下した爆弾がサトウキビ農家に命中して民間人が死亡している。


私の手じゃないよ。日本人ではあり得ない。美しいタマムシを見つけたので持ってもらった。


「見たことないけど、こんな美麗種で多分固有のタマムシだからいっぱい情報出てるでしょ」と思っってたのに何も情報見つからず…。さすが離島。


こちらはクリスマス島のみで繁殖する希少なモモグロカツオドリ。推定生存数は3000つがい程度とされる。彼らの翼の長さは目を引き、一瞬小型のアホウドリのようにさえ見えた。一種増えた!


いくつか蝶を。Meadow argus (Junonia villida)。


Malay Swallowtail (Papilio memnon)。いわゆるナガサキアゲハ。クリスマス島は分布の南限では??


珍鳥アオバズク狙いで3−4晩を失ったが後半は切り替えて別のことをする。クリスマス島のムカデ。




クリスマス島固有のヤモリ。


クリスマス島に来る前から一番見て見たかったのはこのクリスマスアオバズク。ナイトツアー特有の難しさで声は聞くが木々で姿が見えない。島で何度もすれ違った世界トップレベルのアメリカ人バーダー(現在世界8000種オーバー)も「いない、いない」と頭を抱えていた。ようやく写真に残せたよ。


なんとも印象的な顔。一種類増えた!クリスマスアオバズクをもってクリスマス島の固有種全制覇を達成した。アオバズク、シロアゴヨタカなど出なかった珍鳥はあるが、珍鳥とはそういうものなので。


区切りがついたところで私は防水仕様に切り替えて沢登りへ。下ってるけどな。沢を辿っていくと…


インド洋へ出た。

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