Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

クリスマス島探鳥記 その7

キンバト

再びアジア型のキンバトを。オーストラリアキンバトよりもメリハリがあって綺麗。肩の雪のような白い部分がいいね。


アカアシカツオドリ。ケアンズでもまぁまぁ見かけるのだけど、ボートからだし遠いことが多い。地に足をつけて見られるのはいいことだ!


ところでアカアシカツオドリやモモグロカツオドリは高い木によくとまっていて…


昼間なのにそのまま熟睡して枝から落下しかかっているやつも結構いる。これは一体なんなんだろう?


見事な喉袋を膨らませているオオグンカンドリのオス。これはメスへのアピールや他の雄への示威の他、アゴ枕として昼寝に使っているのを見逃せない。クリスマス島ではやたらに大型海鳥が日中活動せずに寝ている。


クリスマス島亜種アカハラオオタカの若鳥。


クリスマス島亜種シロハラアナツバメが結構綺麗に撮れたので満足しているのです。そもそも私はたかだか300mmレンズユーザーだし、写真であまり高いところは目指していない。


建設中のため池に降下して淡水を飲むグンカンドリの若鳥。


オオグンカンドリのメスも参加。なお普段ケアンズで見ているオオグンカンドリはグレートバリアリーフ亜種でアイリングが水色だが、ここインド洋では写真の通りマゼンダ系のアイリングをしている別の亜種になる。


別個体。さらに成鳥っぽいオオグンカンメス。


名物シロハラグンカンドリも参入!クリスマス島だけで繁殖する世界一珍しいグンカンドリとされる。


でもカッコいいのはオオグンカンのオスかな?いやー楽しかったなぁ。



←「節水を心がけ、代わりにワインを飲みましょう」という掲示。なんということを。


ところでクリスマス島のある場所で過去何週間か「正体不明のオウチュウ」が目撃されていた。まだ誰も撮影に成功していない極めて臆病な個体だという。オウチュウが臆病だって?引っかかるなぁ。それはカッコウか何かの間違いじゃないのか?と何回か探していると。




いた。


やっぱりオニカッコウだった!!オーストラリアにいるオーストラリアオニカッコウではなく、本来はアジアにいるただのオニカッコウ。一種増えた!!


30m以内に近づくと遥か彼方まで逃げ、必ず密集した植物の中央に入り込む。噂に違わぬ超絶警戒心で、プロの野鳥ガイドである私でもこの辺が限界。何週間も誰にも撮影されなかったわけである。

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