オーストラリアの至宝、ムラサキオーストラリアムシクイ。これでもまだエクリプス。
野鳥写真をする人なら、一度くらいムラサキオーストラリアムシクイを撮ってみたいでしょう?彼らはもう美しすぎて、何度も見てるのに涙が溢れそうになる。今ブレイク中のオーストラリアのある野鳥カメラマンも「ムラサキオーストラリアムシクイを撮影してみたくなって、僕は10年前に写真を始めたんだ」とこの間言っていた。
ムラサキオーストラリアムシクイの直後に配置される野鳥は不運である。どうしたって、どうしたって見劣りするんだから三枚目のコバシムシクイを抜擢。
マミジロキノボリのことだけど、アリススプリングスにいる亜種superciliousとは違う亜種affines。キノボリなのに木を下ってるぞw
さっきのはマミジロキノボリのメス。こちらがオス。
カンムリモズヒタキにも二つの亜種があり、マウントアイザやアリススプリングスにいるのが亜種pallescensであり、オーストラリア南部とここクィーンズランド州中部にいるのがgutturalis。
マキエゴシキインコははっきり外見が異なる4つの亜種に分かれており、ここにいるのはコダイマキエキンコとも呼ばれるMallee Ringneck(亜種barnardi)だ。
野営地の前の池では本来足が黄色いはずのカオジロサギなのに赤い足をした個体が歩いていた。数冊の本やネットで足の赤いカオジロサギに関する情報や写真がないか探したけど何も見つからなかった。
空から威嚇しているのはズグロトサカゲリ。
迎撃態勢をとるカオジロサギ怖っ!!!
「キェーッ!!」
足の赤いカオジロサギの剣幕にびっくりしたズグロトサカゲリは敗走した。
さて往復2000kmもの寄り道をしたのは本命のクリムネウズラチメドリを探さないと。良さそうな環境を探して三ヶ所目にて…。
いたいた!
クリムネウズラチメドリ(Chestnut-breasted Quail-Thrush, Minclosoma castaneothorax)も日本語のwebの世界に初登場です(探しに行ったけど見つからなかった、というブログならヒットしました)。オーストラリアの辺境でディープにバードウオッチングをしている日本人はこれまで誰もいない、ということがこうやって一種一種確認してみるとよくわかる。
さっきのはメス、こちらがオス。