Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

およそ10回目のダーウィン その3

マングローブヒタキ

マングローブヒタキを見るためにはヌカカとの戦いは避けられない。この時はマングローブ林際に出てきていたのであまり苦労せずに済んだ。肌がやたらに綺麗な東アジア人種はヌカカに刺されると酷いことになるので気をつけよう。あ、ダーウィンのマングローブヒタキはケアンズのマングローブヒタキとは別の亜種alligatorだよ(ケアンズは亜種leucra)。


そのことを言い出すと広いオーストラリアでは亜種だらけでありきりがなくなるが、誰も日本人ではやらないので私がやるしかない。誰かの役に立つ。ダーウィンのメガネコウライウグイスは亜種ashbyi(ケアンズは亜種flaviventris)。


ゴシキセイガイインコも亜種アカエリゴシキセイガイインコに。


セジロモズガラス(仮称)は以前までハイイロモズガラスの亜種だったが、ごく最近独立種に昇格!そういうものって昇格前に見ていたとしてもあまり意味ないし一番乗りすることにも達成感がある。セジロモズガラスポイントを確立すべくうろうろしているうちに、かなり意外な場所で人慣れしているのを見つけておいた。


ノドグロハチマキミツスイ。


クスダマインコ。たくさんいるのだが、高いところに多い。


ヒメハゲミツスイもケアンズの亜種citreogularisではなく、sordidus。日中の気温が40度を超える中、ダーウィンの野鳥は元気なものだと感心する。野鳥だけでなく、この酷暑の中でゴルフやラグビーの試合をしている人々、そして湯気を立てるフォーとかを日向の路上でフハフハ食べているダーウィンの人はみんなおかしいと思う。私もケアンズで鍛えて仕事柄暑さにはかなり耐性があるが、この時期のダーウィンが誇る体感気温50度ではエアコンのないところで耐えられる時間は一時間以内である。地球が激しく温暖化し、厄災が飛び出し、夢が消え、革命が消えてもダーウィンが滅びることはない。そう思っている。


ダーウィンではオーストラリアアオバズクが大体いつも寝ている木や…


オーストラリアガマグチヨタカが大体いつも寝てる木や、アカチャアオバズクが大体いつも寝てる木がある。

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