オーストラリア風に学名を読めばデンドロキナイド・モロイデス。スティンギンングブッシュ、ギンピーギンピー、スティンギンングツリーなどの名称で知られるこの植物は葉表面に無数の微細なガラス片のようなトゲを付着させており、誤って触れると何時間の間とても痛く、その後和らぐものの何ヶ月にも渡って地味に痛みが続く厄介な植物(経験者)。
取り立てて珍しい植物ではなく、熱帯雨林であればどこにでもある普通種なので注意が必要。写真では意図的に葉表面のガラス片のようなトゲが目立つようにライティングして撮影しているけど、普段はこのように光って見えることはないので形状で覚える。葉はキャンドルナットの幼木やルブスなどのそれが似ている。
まぁ実がなっていれば特徴的なので一撃で分かる。(平均的には2月から10月)デンドロキナイドはイラクサ科(Urticaceae)でこの地域にモロイデスを含めて5種類が存在する。
学名 | Dendrocnide moroides |
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英名 | Gympie Stinger, Ginpi Gynpi, Stinging Bush, Stinging Tree |