Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

アレウライテス・ロッキンガメンシス

Aleurites rockinghamensis

よく目立つ実を付けるアレウライテス・ロッキンガメンシス。この実は長時間に渡って燃え、集めれば原始的なロウソクとして使われてきたとよくいわれているので試してみた。…結果は、ライターでどれだけ炙っても焦げるだけで全く燃えず。。何だろう?幾つか大きさの異なる実で試したのだけど。ちなみに人間には微毒ながら伝統的には焼いて食べたり生で食べたりもする。


←ケアンズ市内別の木。熱帯雨林においてはアレウライテス・ロッキンガメンシスの重い実が落下するときはあちこちの枝葉に当たりながら大きな音を立てるので、聴覚に普段よりも多くを依存している夜間動物探しの大きな障害になる。特に今年は当たり年で一時期は落下する音が立ち続けて大いに困ったのを覚えている。

大きな葉はものを包んだり、焼け石を包んでの料理に使用されたりもしてきた。幹も頑丈でカヌーの材料になり、朽ちたアレウライテス・ロッキンガメンシスの木にはウィチェティーグラブ(木を食べる太いイモムシの総称で先住民の好物)が好んで住んでいる、などアボリジニにとって様々な理由で重要な植物になっている。彼らの言葉では「Bilar」という。

学名 Aleurites rockinghamensis
英名 Candlenut


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