Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

Shrinking Japan(縮小する日本)

運転中にABC Radio(日本のNHKにあたる公共放送)を聞いていたら
「私が子供の頃は、日本はもっと力のある国でした。それが今ではどうしたことでしょう。今日は”Shrinking Japan(縮小する日本)”という論文を発表されたアメリカ合衆国統計局アジア顧問のニコラス氏と回線が繋がっています」
という特番が流れていた。それによれば


現在1億2700万人の人口がある日本はこれから猛烈な速度で人口を失い、2040年までには実に2100万人もが国土から消滅して1億600万人程度になる見込みだという。少子化はドイツを初めとする先進国共通の問題ながら、このジャパンの異常に急激な少子高齢化は
「草食化」
「ひきこもり(HI-KI-KO-MO—RIとニコラス先生は英語で言った)」
に特徴があることが強調されていた。運転しながら聞いていただけなので後日ぐぐってみた。ラジオ番組中とは構成がもちろん違うが、多分この発表のこと→https://www.wilsonquarterly.com/essays/japan-shrinks
日本の方々にはもちろん異論も有るとは思うけど、権威のあるアメリカの研究者とオーストラリアの良識派の放送局の組み合わせでの番組であり相当な裏付けがあっての事と察せられる。少なくとも海外ではこれから日本はいよいよ衰退という見方な事は知っておきたい。
逆にオーストラリアは10年程前まで1700万人程しかいなかった筈だが最新の統計では2300万人にまで急増しており、おそらく私が生きている間には人口5000万人を伺う勢いとも別のところで読んだ。現在の計算上では増えまくるオーストラリアと減り続ける日本の人口は次の世代には逆転する。10年前まで一億人以上の人口差がついていたのに。
Shrinking Japan(縮小する日本)。私が日本を去ってオーストラリアに移ったのは今思えば日本の人口が頂点に近づいていた頃だ。そしてオーストラリアは経済の躍進と人口急増で自然を失い、善くも悪くも普通の先進国になり始めている。

Exit mobile version