Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

クィーンズランド州の60%が洪水

天気図まもなく遠くへ出かける予定だけどどこも洪水で厳しい。日本の5倍の広さがあるクィーンズランド州は州土の60%もの広さで洪水が発生していて水郷地帯みたいになってる。延期したいけど前半は仕事だし、今からなんとかできないかしら。延期が決定。
南はというとタウンズビルまでだけで国道一号は10カ所近くで通行止めに。並走する内陸ルートも通行止め。立ち往生してる何千台もの車両の為に図書館や体育館が開放され避難所として使われている。
西の乾燥地帯も水没、航空写真では群島のように見える。物資の空輸作戦が続いている。夜に川を車で横断しようとした中国人観光客達が川の中でスタックし、どんどん増水する中で天井へ上がって助けを待ち、たまたま川の様子を見に来た地元の人に発見され幸運にも救助された。全員、泳げない人達らしい。子供が流されたり、車が流されたりして犠牲者は毎日増えている。
ラウラとかアイアンレンジとかの北方面は…いうまでもない。ケープヨークの人達は毎年この時期どうやって生きているんだろう?北部に暮らしているのは普通の人じゃないから大丈夫なのかな。


ケアンズですら、物資の多くをブリスベンからの陸上輸送に依存しているので、だんだんスーパーに物がなくなったり郵便が届かなくなって来た。自然の力の前になす術もないと言った感じだ。日本なら大騒ぎだけど、こちらでは毎年の事だからしょうがない。これが雨期だ。それにしても60%ものエリア(日本3つ分の広さ)が水没またはアクセス不能とはすごい。

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