Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

ダイフケン号

ダイフケン号半年以上まえからケアンズの港に海賊船みたいなのがいるなぁと思っていたら、400年以上前にオーストラリア大陸を初めて測量したダイフケン号のレプリカだった。オランダのダイフケン号はキャプテンクックよりも遥かに早くオーストラリアに到達し、オーストラリアの海岸線の測量を行なった船。ただ、植民地拡大目的の船ではなく香辛料の調達の為だったため歴史の表舞台としてはそれ程知られていないけど、100年そこそこの歴史しか無いオーストラリアという国家にとっては重要なものであり、係留されているダイフケン号レプリカは政府が一部スポンサーとなっている。調達された香辛料は、原価の6000倍の値段でヨーロッパの貴族へ売れたそうで胡椒一瓶を持ち帰れば家が建ったそうな。



エンジンも無いこんな帆船でよくオランダからここまでやって来たものだ。ちなみに、この船は毎日ひっそりと一般公開されているので(誰も知らんぞ、そんなの)早速乗船です。

かっこいい。ジャックスパローだ。ダイフケン号は週に二回、帆を広げてケアンズ湾をセイリングするクルーズをしている。ケーキやアフタヌーンティーが付いて$75。ローカルには少し割引があるらしい。この木造船が風の力だけで航海するのはちょっと乗ってみたい。

内部は凝った作りでディズニーシーの世界そのものだ。天井が低いのであちこちで頭をぶつける。

こえー!
素敵な光が射していた。

一時間くらいいたけど、誰も乗ってこず。もうしばらくしたらブリスベンへ移動するらしいので(また戻ってくるらしいけど)興味を持った人はお早めに。入場は無料だけど出来れば募金を。

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