Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

サンダーボルトに乗りました。

ケアンズからフェリーで40分ほどの所にある島、フィッツロイ島に行ってきた。
美しいビーチがあることで知られるこの島は、訪れる観光客も多い。港で船を待つ
人々の中で、私は一人、あきらかに浮いていた。
荷物は2m40cmの釣り竿二本。投網。バケツ。周囲の視線が少し気になった。
そう、今回の目的は釣りだ。
遊びにいく訳ではない(遊びだけど。。。気分的には真剣なの)
100人以上は乗船できるであろう立派なフェリーに乗って出航。
到着後はひたすら釣りだ。餌は現地調達。捕まえたバッタや何かの幼虫を
切り刻んで使う。南国のリゾートアイランドですけど、こんな人もいるんですよ。
(数時間経過)
ふと我に返ると、そろそろ帰りの船の時間だった。
さあ行こう。80cmのサメを筆頭に釣果もまずまずだった。ほんといい一日だった。
船着き場にはフェリーが待っているはずだ。…あれ?
…フェリーいない?
時計を見る。乗船券を確認する。間違ってない。でもフェリーが来ていない。
水平線まで見てもそれらしきものは見当たらない。代わりに写真の船、
サンダーボルト号が停泊していた。

これは違うよな。ケアンズで去年始まったばかりの超高速クルーズボートだ。
パンフレットに「全身ずぶ濡れになること前提でご参加ください」と書いてある通
り、スリルを味わうのが目的で海上を突っ走る超高速ボートとして有名なやつだ。
(ちなみに関係者を招待して行われた試乗会の際に沈没したことでも有名)
せっかくだから写真を撮っておこう♪
それにしてもフェリーがこない。…まさか…!?いやそんな…恐る恐る尋ねると
「フェリー来ないからこいつに乗ってくれ」と言われた。
まじですか!?100人乗りフェリーとサンダーボルト号ではあまりに違いすぎる。
そもそもサンダーボルトに乗るには、私の2.4mもある釣り竿、投網、バケツといっ
た荷物なんて冗談みたいなものだ。乗り込むとみんな
ライフジャケット、シートベルトを装着している。
出航。(以外とゆっくり走るじゃないか♪何も心配いらなかっ…)(←船が急加速)
うわああああああああああ、まじで速いよ!!高速すぎて風圧で呼吸ができない!!
このまま離陸するんじゃないかというスピードだ!
船長は悲鳴、歓声をよそに更に右に左に思いっきり舵を切る!
どっ ドリフトしてる!!
競艇のボートみたいだ!おばあさんとか乗ってたら死んじゃうよ〜!

追加情報
日付 9月頃だったような…
場所 フィッツロイ島
その他 片道$30位だったような。(私の場合はアクシデントで無料)身長制限や妊娠中の方は乗車できないそうです。後日、サンダーボルト号は炎上した事があります。(乗客は避難し無事)
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