Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

映画のような一通の便り

昔東南アジアを旅していた頃、マレーシアでT君と仲良くなった。T君の呼びかけで、後日アジアを貧乏旅行しているような人たちが日本で集まり、そのなかにcさんがいた。cさんは偶然同じ大学の一つ先輩だという事がわかり時々連絡を取るようになった。
 cさんは、アメリカの大学院を出て3カ国語を話す。常に自分に厳しく、努力を怠らず、ダイビング、カメラ、ダンス、語学、全国大会でも入賞など多彩に特別な才能を発揮しすごい人だった。時々連絡を取り合うたびに負けないようにと私は自分に言い聞かせてきた。滅多にあう事はないが、私にとって人間としての目標でもあった。cさんは卒業後、世界中を動き回る仕事に付き、私はオーストラリアに移り連絡を取る事もなくなっていた。


今日、cさんからメールが届いた。willieのメールアドレスはどこで知ったのか、まるで映画のような細い糸だった。
J氏は昔ケアンズを拠点に活動していたカメラマンで、willieの元同僚の結婚式のときにカメラマンをしていた。私もカメラは好きなので、その結婚式のときにJ氏となんとなく話しをしたのを覚えている。J氏はwillieの名前も知っていたかどうか。
cさんは結婚して(相手の人も偶然willieとcさんと同じ大学だった)今ブリスベンでカメラの仕事をしているらしい。ブリスベンに転勤になったJ氏と知り合いになったらしいcさんは、ケアンズの話しになった時に「ケアンズに〜な感じの人間(willieのこと)がいないか」とJ氏に尋ねらしい。J氏は、多分あいつ(willieの事)ではないかと見事に推測したが、連絡先なんかわからない。J氏は、ケアンズにいる友人を通し、その人から更にwillieの同僚を通し、メールアドレスを調べcさんに教えてあげたらしい。
なんという事だ。一体何という偶然か。数奇なる便りに乾杯。

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