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『世界が完全に思考停止する前に』 森達也 角川文庫

『世界が完全に思考停止する前に』 森達也 角川文庫を読んだ。正論である。その通りだろう。ただ、物事をこういったように全て考えていたら憤怒のあまり死ぬだろう。嫌なことは考えないように、しなくていいように、心の平和を大事にしていたい。


あらすじ
地下鉄サリン事件から11年、9.11から5年。イラク戦争から3年…。過剰な善意や偏ったヒューマニズムが蔓延する中、いま僕たちはかつてないスケールの麻痺を抱えて生きている。一方テロへの不安から社会は異質の者への憎悪を加速し、管理統制下の道を辿り続ける。この現実を前に僕らは「一人称の主語」で思考しているか。他者へ想像力を馳せているか。いま最も信頼できるドキュメンタリー作家が煩悶しながら問いかける、まっとうな「日常感覚」評論集。
【目次】(「BOOK」データベースより)
世界は今、僕らの同意のもとにある。(作られる聖域/戦争は嫌だという「感情」 ほか)/いつになったら、日本は大人になるんだろう。(タマちゃんを食べる会/で、何だったんだろう、あの牛丼騒ぎって。 ほか)/メディアは、どこまで無自覚に報道し続けるのだろう。(メディア訴訟は黒星続き/消された四分間 ほか)/二十一世紀のメディアを生きる人々(戦場のフォトグラファー/精神科救急研修医 ほか)

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