Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

オーストラリアの銀行やクレジットカード

 低金利の日本と比べて、オーストラリアの金利は日本のバブル時代に匹敵する。(約5.8%)
ただ、日本では考えられないが口座維持のために毎月いくらかの定額料金がかかる。また、通帳なんてない。小切手がかなり普及している。そういえば、クレジットカードの仕組み自体が異なる。こちらで発行されたクレジットカードで支払いを行うと、後日請求書が届きそれを支払う仕組みになっている。それって

ただの後払いじゃん。


しかも全額支払う義務はなく、最低返済額は決まっているが少しずつ返済していけばよい。聞いた所によると、ほとんどのオーストラリア人は何十万円も未返済の額がたまっているそうだ。ほとんど全員が。だからローンや口座開設、賃貸契約の際の申し込み用紙に「クレジットカードの残金はいくらありますか?」という日本人には謎の質問項目があり、「クレジットカードの残金?口座残高ではなくて?」と私も最初意味が分からなかった。
日本のカードのように、使った金額が登録口座から自動的に引き落とされるカードは一応存在するが、そういったカードはクレジットカードではなくて、なんだったかな、別の名前で呼ばれている。また、年会費無料などというものは期待してはいけない。
 さて、いろいろ調べて口座を変更することに決定。銀行へ向かう。ここで、またオーストラリア人とのギャップを感じることになる。一般的に、オーストラリア人はあまり貯金をしない。老後の手厚い社会保障や医療制度のなせるわざだが、ぜーんぶ使ってしまう。で、銀行の人が私に驚いて「拝見しましたが、実に順調に貯蓄なさっているわ。そろそろご家族のためにもマンションのご購入などは?」ときた。一人暮らしだし、遊牧民のように自由に生きるのが信条なので、不動産には全く興味がないことを伝えると「車は?」「保険は?」と次々。最後には「ではいったい何のためにこれだけ貯蓄されたのですか?」とまで言われた。 何のためって…。

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