Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

雨期のバロン滝

1月上旬にケープヨークの方で発生したサイクロンが停滞していた雨期の雨雲を引き連れて太平洋に行ってくれたので、雨期にしては妙に天気が良くさわやかだったケアンズ。でも今週はサイクロンが2つ連続してケアンズ周辺を襲いそうで、市民/行政は警戒態勢に入っている。



バロン滝は大迫力。
ケアンズはあまりアスファルト舗装されていないので、大雨も一旦大地に吸い込まれ熱帯雨林に吸い上げられ、時間をかけて川や水路に達する。川の両岸は遊水池/緑地などの緩衝帯が設けられブリスベンのように川辺すれすれまで住宅が並んでいない。ケアンズの住民は、大雨が予想される際はいち早く窪地や川辺を避けて坂や歩道など少しでも高い所に車を移動させるなど、有名な伝統的高床式住宅にも象徴されるとおり水害と歩んで来た地域に見える。昨年も10時間で750mmというような猛烈な雨があったが、大した被害を出さないのは立派。

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