Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

嵐がさって

朝から大雨。
それは雨期だから普通の事なんだけど、出戻ってきた元サイクロンによってもたらされた強風が伴いケアンズでは珍しい暴風雨となった。勤務先が海に近い事もあって、貝とか海藻とかまで飛んで来るし、窓の向こうのヤシの木はメトロノームのように左右にしなり、ガラスは音を立てて振動し、一時はこれは本気でまずいのではないかと思った。午後遅くには嵐は去り、路上には引きちぎられた枝や葉っぱや傘の残骸などのゴミが散乱し、何となく「負け戦の後」という感がした。


何に負けたのかはよくわからないけど。
帰宅するとマンションの電動ゲートが開かず、「電気の引き込み線が引きちぎられていったから停電している」と聞かされた。朝からグリーン島へ出航していったフェリーがあったけどみんな大丈夫だったのだろうか?ある意味では楽しそうだけど。昔、風速38ノットという超波浪警報のなかを今は亡き最高巡航速度80kmを誇るサンダーボルト号で飛ぶようにアウターリーフから帰ってきた事がある。飛ぶように、というのは素早くという意味ではなくて文字通りボートが宙を舞いながら帰還したという意味だ。あれは面白かったけど。
明日から出張のため、数日間お休みします。

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