Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

ぼくの還る川 野田知佑 他

有休消化で今日は休み。天気がよいので一人キャンピングチェアーをランクルに積んで海岸へ出かけた。と行っても5分もかからないのだが。途中コーヒーをテイクアウトし椅子を組み立てて海岸で本を読む。ほんとうにたまにしかない休日をこんな風に過ごすので私には友達と呼べる人がいないんだろう。
 ケアンズに住んでいて困るのは上質な日本語に飢える事だ。日本語の活字が欲しい。ケアンズの日本人社会は一癖ある変わり者が多いが、本を読んだり社会について一緒に語れるような人がなかなかいない。それでも何人かの知人に「何か本を持ってないか」と尋ねて借りてきた。
半日で読んだ本。
 「宮本武蔵」 吉川英治
「溺れる魚」戸梶圭太
「二重スパイ」具 本韓
「僕の還る川」 野田知佑


海岸では銀カモメやシギが餌を漁っている。遠くからバンドのご機嫌なスイングギターが聞こえてくる。頬を湿った南国の空気の固まりが吹き抜ける。心が平和だ。

Exit mobile version