けど、インターネット上に現地オプショナルツアーや入場券を割引価格で販売する会社が乱立しそのビジネスモデルは大きく崩れた。他の土地はよく知らないけど、ケアンズでは2000年頃から始まり、2002年頃から火がついた。総合旅行会社が努力して、広告して、何千人という社員を抱え、駅前等の一等地に店舗を出して集めた観光客は、皆インターネット上のディスカウント会社を通じてオプショナルツアーや入場券、お食事券を申し込んでしまうため回収が出来ず極端なケースでは海外旅行の申し込みが増える程に赤字になるという状態を招いた。
二枚の写真はJTBケアンズ支店で配布されている割引チラシの両面。とうとう、現地での対面販売でも割引が行なわれだした。それも大御所が。英語で書かれているのが最後のコダワリのようにも感じられる。
定価で販売する事が出来なくなったばかりか、密接な関係だったエアラインもインターネット系のジェットスター航空に替わり総合旅行会社を経由せず直接顧客を集めている現在、彼らはどうなっていくのか。幸い畑の違う所にいる私は興味深く見守っているわけです。