Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

タウンズビルとマグネティック島 前編

キャッスルヒル

二泊三日でタウンズビルとマグネティック島へ小旅行ヘ行ってきた。ケアンズ〜タウンズビルが車で四時間半。別に動物を探しに行った訳ではないので双眼鏡も持たず、普通の旅行なので日記コーナーにおく事にした。タウンズビルといえば街の中心にそびえる岩山キャッスルヒル。車で登る事が出来る。




オーストラリア人も見とれる景色が待っています。つくづく巨大な人種だな…


だいぶ喜んでます。もしかして歩いて登ってきたとか?


この落書きは前に何度か来た際はなかったと思う。絶壁の上に小さく人々が見えるだろうか?
断崖への巨大な落書きは本気のロッククライマーの手にかかれば大した事ではないけど、そのへんのチンピラの仕業なら感心する。


マグネティック島にはカーフェリーFantasea号で渡るか、または人間だけ渡って島で車を借りるか2つの方法がある。今回は車ごと渡る。片道30分程度なのに普通車往復で$174は人間の運賃が含まれていると考えたって高いだろう。対岸に写っている黄色い船はライバル会社で、カンガルー島の王様SeaLinkのフェリーが運航するヒト専用の高速艇。


Fantasea号は値段は高いが二階のカフェや三階の展望デッキなど快適な造りで、気持ちのよい航海だった事は認める。造船所やサトウキビ積出港、延々と続く防波堤などを見ながらマグネティック島へ渡る。

マグネティック島は最近はwikiリークスの創始者ジュリア・アサンジの産まれ育った島としても有名。マグネティック島のマグネティックの由来は、付近を通りがかったキャプテンクック一行の磁石が大きく乱れ「あの岩だらけの島は強い磁力を帯びている」と推察した所から来ているそうだ。実際マグネティック島は全島を花崗岩で覆われた岩だらけの島だけど磁石が狂うことはなく、キャプテンクック一行の磁石に何が起きたのかはミステリーになっている。彼らは学者ぞろいの学術的探検隊だからそれほど単純な早とちりをおこしたとも考えにくいし。

マグネティック島の船着き場付近は「この数年で一気に建てました」といった近代的で同じようなリゾートマンションがずらりと並んで情緒も何も無い、実に嫌な雰囲気を作っていた。何年か前にマグネティック島の開発に関して友人達が議論しているのを耳に挟んだけどコレの事だったのか。そのリゾートマンションエリアを足早に通り抜け、島の北部にあるBangalow Bay Koala Villageに泊る。敷地にミニ動物園を併設しコアラの抱っこも出来るという異色の宿。しかも動物園自体は無料。

一分を惜しんで固有の動物を探す、という旅行ではないので夕方の海辺の酒場でのんびりする。写っているカニの爪フライは絶品だった。

ちなみにワライカワセミの好物でもあるらしい。こういうオープンカフェでうろついているのはギンカモメやチョウショウバト、ツチスドリといったケースが多いけどワライカワセミとは初めて見た。

巨大なガラス容器に入っているのはカクテル。カクテルのジョグ、という発想も初めて見た。生ビールじゃないんだから。どうやってシェイカーにかけるんだ?

のんびりと夕焼けを眺める。

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