Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

タウンズビルとマグネティック島 後編

Alied_Rock-wallaby

マグネティック島といえばコミミイワワラビーを外せない。岩だらけのこの島はイワワラビーには天国な事だろう。




有名なマリーバイワワラビーに酷似しているけど、見慣れている人なら顔つきがちょっと違うことに気がつくかもしれない。


コミミイワワラビーはこんな環境にすんでいる。

学名 Petrogale assimilis
英名 Allied Rock Wallaby



岩場には人間も無理矢理住んでいる。そうまでして海辺に住みたいか?


釣り禁止、はベタな看板だけど潜って魚を水中銃で捕らないように、というオーストラリア的な看板。もっというとオーストラリアの第17代首相ハロルドホルトは休日に海でこれをやっていてそのまま流されて行方不明になり、「現職の首相が水中銃で漁をするような、民族衣装が短パンとビーチサンダルと言われるオーストラリアでしか絶対に起き得ない事件」として有名(英雄)になった。ハロルドは未だに発見されていない。


岩だらけの土地なのでスキンクがいろいろ居た。おいおい同定していこうかと。








第二次大戦中タウンズビルは戦時中ラバウルを飛び立った日本軍の長距離爆撃機に爆撃を受けている。日本軍の襲来に備えてマグネティック島山岳地帯に急遽築かれた砦。


今では砦はハイキングコースになっている。真剣に探せば稀に野生コアラもいるらしいけどカンガルー島など既に各地で見ているのでパス。島全体で200匹で、全個体タギングされていると言うので更にパス。


別の砦から見た眺め。砦と海峡、そしてオーストラリア本土が見える。大砲や防空壕なども残されている。


砦の多くは開放されていて中に入る事が出来る。爆薬庫にはオーストラリアユビナガコウモリが住み着いていた。


宿に戻って、宿併設のミニ動物園無料ツアーに参加する。コミミイワワラビーの孤児が飼育されていて超カワいい。


指定の時間になると、野生のゴシキセイガイインコが集結して餌を貰いにくる。皿を持っているとインコまみれになる事が出来る。またここではオーストラリアイシチドリが餌付いており、「イシチドリに餌をあげる」という珍しい体験も出来た


これはコミミイワワラビーではなく、宿に姿を見せたスナイロワラビー。

Exit mobile version