パソコンが正常に動作しなくなった際の最後の対応が再インストールではないかと思うけど、先だっての故障はそれすらさせてくれないほど酷いものだった。改めて、いかに大切なデーターを復元可能な形でバックアップしておくか考えさせられた。
もちろんこれまでもタイムマシーンバックアップ（Mac標準搭載の、１時間ごとに自動で不可視ファイルを含む全ファイルをバックアップするソフト）を２つ常に作り、１つはUSBで外付けハードディスクに、もう１つは無線で離れた部屋の外付けハードディスクへ飛ばして保存していて、パソコン本体と合わせて３つが全部一気におかしくなることはないだろうと安心していたのだけど。
パソコンが起動しないので、タイムマシーンバックアップファイルを取り込めない。じゃあOSのインストールDVDから起動しよう…とすると、DVDが短時間しか認識されない。ここで行き詰まった。DVDが短時間しか認識されないので（3分程度で停止する）、一般的には最後の手段再インストールもできない。
この状況は今回のようにインストールDVDが認識されない場合以外にも、インストールDVDを無くしてしまっていたり出張中で手元に無い場合、あるいは他のCDなどがドライブに入っていて取り出せない場合などにもいえる。起動可能な完全バックアップが必要、と痛感したのでCarbon Copy Clonerをバックアップポートフォリオに追加した。
さらに、火災で自宅が全焼するといったケースも想定して別の外付けハードディスクを物理的に分散（職場、ガレージ、友人宅等）。さらに、町ごと全滅するような大震災的ケースも想定してインターネット空間にもアップロードした。オンラインストレージは容量が少ない上にコストが高いが、このホームページケアンズEye!をおいているレンタルサーバー上に10G単位の未使用領域があったのでそこに一部をあげて、5Gまで無料で使える（！）Sugarsyncにも残りの一部をアップロードした。ISPにも若干ながら無料で使えるストレージエリアがあったけどあまりにも狭過ぎ割愛。この分野はオーストラリアは大変遅れている。
マスコットやアイコンがハチドリなのも野鳥ファン的に高得点。
このリンクからSugarsyncにアカウントを作ると、通常5Gまで無料のところが5.5G無料になってお得。私にも0.5Gが貰える。
結局合計すると７カ所（日本、オーストラリア、オンライン）にバックアップを配置できたので、費用はほとんどかかっていないけど全データを失う可能性はだいぶ低くなった。
