Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

AAK式 大型フクロウ用巣箱の紹介 Nestbox for large owl from wheely bin

伝統的 大型フクロウ用巣箱例えばオニアオバズクやアカチャアオバズクのような超大型フクロウ類が使える巣箱といえば、従来は写真のような木製のものが$300近くで売られていた。送料別ですよ。

日本のシマフクロウが営巣地不足から絶滅の手前までいったように、こうした大型種を収納できるような樹洞はもはやオーストラリアの田舎といえどうじゃうじゃあるわけではなく何とか我がジョンストンベンドにも設置したい。

こうした従来型の巣箱は値段もさることながら、むしろその25kgという重さが問題でそんな重量物を一般人が梯子を伝って登り安全に地上5m以上に設置、固定できるわけがない。取り付けに業者を使うことが前提でそうなるともう全体で$500くらいは覚悟しなければならず、簡単に手を出せるものではなかった。そこでオリジナルのものを作ってみた。

まず、AAK Nature Watch式の大型フクロウ用巣箱の最大の特徴は圧倒的な軽さでわずか5kgあまり。従来品の5分の1です。

その実態は、あのオーストラリア統一デザインの屋外ゴミ箱のスモールサイズを加工したもの。これはUV対応素材であり腐ることもなく、万が一台風などで落下するようなことが仮にあっても、5kgしかなく従来の25kgの木製のものに比べて遥かに安全です。シロアリに食べられることもない。

従来の木製のものに比べて蓋の開閉ができ必要に応じて内部のメンテナンスもできます。

フクロウがよじ登れるようにメッシュを貼り、四箇所のボルトとワッシャーで固定しています。

屋外ゴミ箱に元々ついている大型の車輪は軽量化のため切除。ゴミ箱の底には念のため水抜き穴を複数設置。ドリルや電鋸、ワイヤーカッターなどが家にある人なら、材料費だけなら$100以内で作れる。

それをAAK Nature Watchの大型Aフレーム脚立で設置します。立てかけ式のはしごとは安全性が違います。

これは趣味のレベルですが、希望者は制作・設置まで$250くらいで行いますよ。世界中の多くの大型の生き物が減少しています。それは多くは住む場所が減っているためです。ちょっとした区画で生きていける小型種とは条件が違うのです。大型種が快適に繁殖できるような場所が増えることを私も願っています。

Exit mobile version