4WDなんて生活には必要ないという大胆な意見に対して

時折「オーストラリアでも4WDは趣味であって、実用性はない」という大胆な表現を都市部の人から見聞きする。自分がそういう世界を全然知らないというだけで「必要ない」と断言してしまうのは、無知と人生のスケールの小ささの両方を表明することになりとても恥ずかしい。本当は欲しいのに買えなくてひがんでるだけにも見える。

仮に4WDが不要なら好き好んで600万円も800万円もする4WDなんか誰も買わない。一部の愛好家だけ買ってわけではなく、オーストラリアで自動車売り上げNo.1は長期にわたってトヨタのピックアップHilux、2位はさらに大型なフォードのピックアップRangerであり全国のオーストラリアから支持されていることも否定しなければならない（4位、7位、8位あたりも全部大型の4WDがランクイン）。実際の話、4WDで無ければ私は地面が乾いていない日は自宅から出ることさえできず、4WDで牽引したりMax Traxを使ったりして脱出を強いられているのがこの写真だ。

過去記事→

ぬかるんだ自宅敷地から出られなくなりMax Traxを使うことになった件

玄関前にてランクルで牽引してハイエースを脱出させる図。

ちなみにスタックしているターボディーゼルのハイエースは決してパワーのない車ではない。というより14人が乗っても軽々と時速100kmで走れるようなパワーの持ち主だが、ぬかるんだ登り坂には全くの無力ですよ。地面が乾いていない限り自宅からも出られないような2WD車に私は人生を載せようとは全然思わない、不安だし息苦しいし誰かのお世話になるのも嫌だし。