ところが欧米の会社のバードウォッチングツアー第2班をガイドする予定の人間がパースでのツアー中にコロナを発症し直ちに現場のキャンプ場に軟禁され、半ば強制的に私がそのカバーに入って第二班もガイドすることになり、結局3本のツアーが休みなく連続するという恐ろしい事態になった。
泊まりがけのバードウォッチングツアーは朝早くスタートするし夜はナイトツアーもするので労働時間が1日あたり17時間とかになり、それがツアーの責任者としてのプレッシャーの中で英語環境で3週間続くとなると、これ普通に気を失うだろ?という激務になった。正直まっすぐ立っているのがやっとという二日間くらいもあったけどまあいいんです、欧米の方々はチップもたくさん下さるので過去2年半コロナで仕事が少なかったので一気に取り戻すチャンス。
添乗員は過去6回もケアンズにバードウォッチングツアーの引率で来て毎回クラウス、フィル、ジョナサンといった有名現地ガイドが同行していたそうだが、マングローブヒタキ、マミジロヒタキ、バンクイナ、ミミジロカササギヒタキを見せてもらったことが一度もない、という点からしてそういう面での能力には私はちょっと自信を持ってもいいのかもしれない。彼はめちゃくちゃ喜んでいて南アフリカの本社宛てに素晴らしいレビューを残してくれた。