Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

2015年の風景写真から抜粋

2015年に撮ったはずの、友人が写っている写真を探してハードディスクの中を半日彷徨っていた。そうすると懐かしい写真に目がいってしまうわけで、探し物はますます見つけるのに時間がかかるではないか。
ノーフォーク島の林
オーストラリア領でありながらニュージーランドやニューカレドニアからの方が近く、就航しているのもニュージーランド航空というノーフォーク島。この一枚はよく覚えている。ノーフォーク島へのフライトはオーストラリアの一部でありながらクリスマス島と同じく国際線扱いであり、うっかり永住者帰国ビザが切れていた私は危うくオーストラリア本土に戻れずノーフォーク島で残りの人生を過ごすことになりそうで慌てふためいた。なおその時は「観光ビザはオンラインでゲットできる(永住権保持者でも)」というシステムの抜け穴をついて、ノーフォーク島在住の日本人として観光ビザをとってブリスベンに帰国した。後日移民局に二重ビザ状態を申告しに出頭し「ノーフォーク島ってどこ?」とか言われながら永住ビザに戻してもらった。今もなおあの抜け穴が使えるのかどうかは知らない。

ノーフォーク島の磯は訳が分からないレベルで泡立っていて、「ホイップクリームみたいだね!!」(誰と話してるんだ?)と普段波のない地域に暮らしている私はずっと目を奪われていた。

こちらはほぼ地元、アサートン高原から4時間のジョージタウンの原野。

ジョージタウン好きだわ…本当はボーリアが別格だがケアンズから車で1泊2日で行けるアウトバック入門編ということで。

クィーンズランド州最西端にあるローンヒル国立公園は依然として私の中でオーストラリアNo.1の存在で、カカドゥとかと違ってアクセス最悪で誰でも来られるところでないのもいい。ケアンズからでもダーウィンからでも、どうやったって往復1週間以上のオフロード自動車旅行が必要になる。

そんな中で夕暮れを迎える。そんな抽象的な幸せをいつも追いかけているだけだ。

“ホリデーで日本に一時帰国するのが最大の楽しみ”という多くの在豪日本人達とは違う次元で仕事をしているつもりだ。今回のコロナ禍でお互いの実力というか、キャリアの差がよく分かったと思う。誰でもできる仕事しかできない外国人ならそりゃこういうときは真っ先に切られ、そして仕事が戻ってくるのは一番後になる。

なお、冒頭の【2015年に撮ったはずの、友人が写っている写真を探していた】件だが結局見つからず2014年のフォルダまでいってようやく見つけたという…。

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