サイトアイコン 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

13歳のアラン少年が製造するジャーキー

このブログで紹介する6種類目のジャーキーは、ジョージタウンツアーなどで時々訪問するPinnarendi牧場の13歳のアラン少年が製造するジャーキー。4時間かけてスモークするというこれは絶品です。

学校自体がないような僻地に住むアラン君のことは彼がまだ9歳の時から知っていて、当時から3Dプリンターを駆使しておもちゃや日用品の製造をインターネットで受注しては販売していたようなある種の秀才で、とうとう実家のビーフを使ってスモークジャーキーを製造して流通させるようになった。彼はおそらく通信過程で義務教育を受けていると思うけど、商才があり器用で自発的な少年にとって高校大学へ進学する動機はほとんどゼロに近いと察する。

オーストラリアの地方部は先進国では稀に見る非学歴社会だと海外の教育産業関係者が言っていた。世界一とも言われる最低賃金の高さや職人・ブルーカラーの圧倒的な社会的地位を背景に、大学まで進む学生は一部であり、そのかなりの割合の学生は高卒で社会に出た多数派に生涯賃金という面では追いつけないと思う。

例えば大学に進学すると2000万円くらいの借金を負う。高卒で働き出した同級生はその頃には毎年数百万円から一千万の稼ぎを得ているはずで、大学を卒業する時点では合計で3500万円の差をつけられていることになるけど、それ追いつけるんですか?大学院まで進めば数千万円の費用がかかり、その頃に高校の同級生は何千万円も貯金ができていて、その合計1億円の遅れを30歳近くになってからでも追いつけるんですか?私の周りには生物学などで博士号までとって挙句に野鳥ガイドをしている人が数人いるけど、それは金銭的な面だけで言えば悲劇的な失敗とも言える。何しろ英語も不完全でオーストラリアの何の学位も持たない日本人が同じ仕事をしているくらいだからな。

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