Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

紫外線照射による水道の殺菌機器を導入する

UVによる水道の殺菌機器自宅ジョンストンベンドの一部が正式にAirbnbのもとで宿泊施設として稼働し出したのと併せて様々な改良も施した。例えばこの水道の殺菌装置もその一つ。

ジョンストンベンドは市が管理する上水道にはつながっておらず、原理上はいかなる川やダムの水よりも綺麗な雨水にて水道が一年中まかなわれている。ただし屋根にいる野鳥や動物が糞をしたり小さなカエルや昆虫がタンクや配管に絶対に入り込まないわけではない。これは市が管理する上水道だって同じことだ。むしろ浄水場から何十キロもの地下配管網を辿ってくる水道水のほうが怪しい。

ジョンストンベンドでの解決策は、雨水タンクからの水をまず筒状のフィルター20ミクロンで概ね濾過。そして二つ目の筒状フィルター5ミクロンで完全に濾過。それらを通り抜けた後に長さが1mくらいあるステンレス製の筒の中には強力な紫外線が照射されておりあらゆる細菌や微生物が殺菌される。

この紫外線照射殺菌装置は家庭用としてはかなり大型で余力のある品であり、家全体で一気に5−6個の蛇口を同時に開放しても追随でき、今ではジョンストンベンドは母屋部分もAirbnb部分もシャワーや洗濯機、トイレも含め全ての蛇口から出る水がこの
高原の天然雨水→濾過20ミクロン→濾過5ミクロン→紫外線照射→各蛇口へ
の3段階のステップを経た安全で美味しい水となった。冷水だけでなくお湯も全て浄化されて出てくる。水の質という部分は意外に適当になりがちで例えば私はアサートン高原の有名な鳥見宿で一つ、カカドゥ国立公園の近くの宿で一つ、味にうるさくない私でも『とても飲めたものじゃない』という水に遭遇している。アサートン高原の有名な鳥見宿の方はそのまま裏の川の水だと思われ、ペットボトルに入れるとはっきりと茶色い。ああいうのって違法じゃないのかな。

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