表にはユーカリプタス・チャータボマが育っていた。アサートン高原ならあり得ない話ではないが本来はチラゴー付近を中心に分布する物であり、植えられた物だろう。一時期学んでいたケアンズのTAFEキャンパスにも一本育っていて、仲間や教師と「何だ?このユーカリは?」と同定に時間を要したのを思い出す。なおユーカリプタス・チャータボマは英名でDarwin Wollybuttというが、ダーウィンには分布しない。
オーストラリアでは珍しい和猫。三毛猫。
話は変わるが、オーストラリアのキャンプ場を何度も利用する人は、左の方に写っている椅子に見覚えがあるのではないか。通称「シマシマの椅子」はキャンピングカーを用いたオーストラリアの超長期放浪者(シニア層)の標準装備とも言える耐加重150kgを誇るハガネの名椅子だ。私も店で手に取った事があるけど「これに手を出すようになったらもう終わりだろうな(何が?)」と棚に戻した事がある。あのハガネのシマシマの椅子が似合うようになるにはちょっとやそっとの世捨て具合ではだめで、さすがの私をもってしても現役の内は恐らく無理である。
ケアンズの人はなんとも思わなくなってしまっているが、他所から来た人が「なんじゃこりゃ!」と驚く赤土。
■地元産銘木で本棚を作ろうその1
■地元産銘木で本棚を作ろうその2
その時に知り合いになった製材/木工職人が期間限定で町に店を開いたのだった。(そして半月後にはもう閉店する事を知ってびっくりした)その知人の義理の母に当たる人が店番をしていて、「彼は元気にしていますか」と世間話をしていたら先に二階に上がっていった母の「ひぇー!」とか「きゃー」という叫び声が上から聞こえる。何してんのかな……と階段を上がっていくと、これらの目も眩むような素敵な天然木の大型家具が異常に安いという。マニアが言うのだからそうだろう。国産地元天然木、しかも現在では激減して伐採が禁じられているようなレア種をもちいた職人手作りの世界に一点モノなど確かに日本なら場合によっては100万円以上するだろう。
ちょうど探していたコーヒーテーブルを買ってくれた!(感謝)私の自作本棚と同じく地元のメイプルを使用した物。