Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

母案内ツアーその3(完)

ガマグチヨタカ親子どこで見てもそうだけど、パプアガマグチヨタカの子供は目を閉じての擬態を継続できず人間の方をその赤い瞳でチラチラ見てしまう。あの辺が付け入る隙だろうな。




ケアンズの鳥業界人はみなこの鳥の存在を誇りに思っているし愛されているけど、日本人にはウケない鳥であるスマトラサギ。

熱帯雨林の渓流には鮮やかな落ち葉が流れてくる。母は写真を撮りに、私は水音の録音に。



↓熱帯雨林の渓流の水音。
https://aaknaturewatch.com/wp-content/uploads/2014/06/Rainforest-stream.wav?_=1


サイクロンITA襲来後のディンツリー川の様子。川岸を覆っていた壁のような密林が消滅しているのを目にした時は座り込みそうになった。水位は普段よりも15mも上昇し、ジャングルや多くの牛を飲み込んで太平洋まであっというまに流し去った。この自然が元に戻るには大変な歳月が必要になる。どこかの日本人が「こんなショボい台風相手に何騒いでんねん」と書いていたな。何発かひっぱたいてやるから前に出ろ。


忘れ去られた田舎村にある古道具屋の店先にて。ここは以前日本のファッション雑誌の撮影隊が偶然通りがかり、その西部劇的時代の店構えや品物を絶賛して急遽ロケ地となった逸話がある。曰く「ケアンズロケでもっとも特別な場所」との事だったそうな。外人が日本の古民家を絶賛するのと同じである。


このビンテージ品のクーラーボックス、買おうか迷ったけど見送った。私と同い年のクーラーボックスには愛するオーストラリアの地方の人々の人生が詰まっている気がした。なおこちらでは「クーラーボックス」というほぼ単語は使われていない。多分通じないと思う。替わりに「エスキー」というが、エスキーとはこのメーカーEskyから来ている。オーストラリア人好みの、とにかく頑丈でシンプルな事、という造りだったが経営破綻し今ではコールマンが一部のEskyブランドを継承して今に続いている。


この石原裕次郎のレコードは、彼のレコードの中でも最も辺鄙な所まで旅してきた1枚であろう。


オーストラリアにも無人果物販売所はあちこちにある。はるか1700km彼方ブリスベンからトラック輸送されてくるスーパーの果物ではない地元の新鮮な果物を食べ、
1つ$1の「たくあんとポン酢生ガキ」を食べまくったり、


どうしようもなくはみ出しているエビロールを食べたりした。




鉱山在りし日の遺構。

Exit mobile version