Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

今年もまた雨水タンクの残量が気になる季節

雨水タンクマランダの自宅ジョンストンベンドは上水道も下水道も達していないので、すべて敷地内にて自前でまかなうことになる。標高725mの山間部、雲霧林マランダの雨水といえば原理的には極めてピュアな水であり、念の為キッチンの蛇口からの水はさらにろ過しているがそれ以外の蛇口や洗濯機、トイレシャワーなどは雨水がそのまま使われている。引っ越してきた時から既にあったコンクリート製の二つの雨水タンクを合計すると推定で二万数千リットルになり、定期的に雨が降るマランダであれば普通に生活していれば尽きることはない…はずだった。

しかし異常気象だった昨年は乾季中盤の9月にはタンク内の水を全て使い切るという状況になり、連日公園に水を100リットルづつ汲みににいったり、それに疲れ果てると敷地内の川からポンプで水をくみ上げ、それをろ過して使うという対応で雨季が来るまで乗り切った。2019年はその教訓から写真の三つ目になる7000リットルのタンクを増設して合計貯水量34000リットルとし、今まで無駄に地面に流れていっていた一部の屋根に降った水もしっかりかき集めてタンクに送れるように改良した。
これでもう大丈夫だろ!と思っていたが、改装工事をしている関係で屋根半分相当の雨水キャッチ能力を2ヶ月半ほど使えなかったこともあり、8月を迎えるまでに14000リットル分のタンクが空になり残すところ20000リットルとなった。今後全く雨が降らないという極端な条件でも雨季が始まる12月まではもつ計算になる。去年に比べれば格段に増強されているとはいえ今年もこうして雨水タンクの残量が気になりだす季節になってきた。ちなみに近所で有機農業を営むTさん宅でも同じ悩み(楽しみ?)を抱えており、合計60000リットルのタンクで家族四人の生活と野菜の洗浄に使用してギリギリとのことだった。

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