Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

ワイルド・ラズベリーとの死闘

ワイルド・ラズベリーワイルドラズベリー(Rubus alceifolius)はアジア原産の外来種で、AAK Nature Watchの土地ジョンストンベンドにおいても既に松林エリアの地面に繁茂していた。2-3mの高さに加えて全身の頑丈な棘のため全く通行ができないほどの生い茂りにより後回しにして来たのだけど、この冬ついにワイルドラズベリーの撤去に挑んだ。

それはこれまでのどんな田舎暮らしにおける困難をも上回っており、バスケットボールコート1面ほどの面積のワイルドラズベリーの鎮圧までにざっと延べ20日相当を費やしたといえば、少しは苦闘が伝わるだろうか。時々耳にする表現の「丸一日かかって雑草を抜いたの!」の20倍である。数日程度の作業では全く終わりが見えない壁のように森を覆うワイルドラズベリーに何度も諦めかけた。以前取り組んだ、川沿いを覆っていた高さ3mのギニアキビおよそバスケットボールコート1-2面ほどの撤去も大変だったがそれ以上。


まぁそれでも完全にやめない限りは少しづつでも確実に減っていき、それに伴って心なしか野鳥も増え、ワイルドラズベリーを撤去したばかりのところにカオグロキノボリカンガルーが座っていたりとかで。




「大変だねぇ。」

カオグロキノボリカンガルーの生暖かい応援を受けながら、ジョンストンベンドはついにワイルドラズベリーを駆逐した。

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