Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

タカタ製エアバッグのリコール オーストラリア

タカタ製エアバッグのリコール少し前に世界的なニュースになったタカタ製エアバック問題。完全な原因は未解明ながら湿度が高い地域などでは突然爆発し、飛び散る金属片などで死亡事故に至るとされた。湿度の高い地域って、ケアンズなんて乾季の昼間でも60%以上あり雨季なんてほとんど100%だ。これ以上爆発しやすい土地もない気がする。

私の車もリコールの対象になったのだけど、オーストラリアらしいのが「世界的な部品不足のため、部品の入荷は数ヶ月後」という点かな。部品が来るまではどうすることもできない。

オーストラリアでは慌てても騒いでも全く無駄である。大行列ができようと、何が起きようとマイペースが崩れない社会なので、店から「慌てるな」とか「世界が滅びるわけじゃないさ」とかの言葉が普通に飛び出す国であって、仕事でミスしても「まあ世界が滅びるわけじゃない」「それが人生だ」などと言える国でもあり、もちろん逆の立場の時に「世界が滅びるわけじゃない」「それが人生だ」と言われるのと引き換えである。あなたならどっちがいい?

オーストラリアのこの驚異的な自然体は、労働者の権利が法律でどうこうなっているというのもなくはないが、結局は国民性につきる。


爆発を心配しながら過ごすこと数ヶ月、無事交換が終わった。

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