Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

ジョンストンベンドの作物近況 前編

ゴーヤ自宅ジョンストンベンドではゴーヤの一種が自生している。通常ゴーヤは何かに巻きついて登っていくはずの植物だが、こいつはそこに他の木や杭があってもよけてひたすら地面に平たく広がろうとする意味のわからないタイプの極小ゴーヤ。

そんなわけで普段は芝生や雑草の緑とまぎれているので、緑色であるゴーヤが身をつけていてもさっぱりわからず、こうして黄色くなってきて初めて私に発見されるという手順を経るため食べごろ時期を逃し気味の黄色い奴ばかりになる。ちなみに私はこの地上に広がるタイプのゴーヤを2年以上にわたって雑草だと思ってせっせと抜いていた。植えてもいないのにジョンストンベンドでは各地に勝手に生えてくるが


その理由はこいつである。「ゴーヤのような苦いものには食害も何もない」と思っている人が多いだろうが、キミミミツスイがゴーヤを食べる決定的瞬間の映像だ。まあいいんじゃないですか?自宅で獲れる食べ物が増えて。
それからサツマイモ。これは前に友人からもらったものを庭に埋めて放置しておいたらどんどんツルが広がって、でも地下の様子がわからないから放置していたら地上に出てきたサツマイモ。もしかしたらすごい数で地下に存在するのではないかという疑いも。

それから再挑戦中のシソ。ケアンズでは「枯れた」という人々と「どんどん増える」という人と両方同じくらいいますね。ジョンストンベンドはケアンズよりはるかに涼しい土地で昔に貰って植えたシソは全滅したので、今回は六箇所の様々な環境に分散して植えてトライアル中。とにかく土地ならふんだんにある。

気温以外にケアンズの住宅の庭と決定的に異なるのが、ジョンストンベンドではヤブワラビーやバンディクートといった草食の動物や、バッタやイモムシなど草食の昆虫が桁違いに存在することだ。パッションフルーツもほとんど全てをポッサムに食べられている。生き物による食害を突破できないのであれば仕方ない。私はそれ以上はやりません。(後編に続く)

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