Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

ケープトリビュレーションで写真上達合宿8日間のお世話をする

ケープトリビュレーションで写真上達合宿8日間(多忙につき8月上旬の話です)ケアンズからディンツリー川をフェリーで渡って北上すること2時間半。ケープトリビュレーションの深い森の中にジェームスクック大学の研究・合宿施設Daintree Rainforest Observatoryが経っている。ここを借りて毎年、8日間もの写真上達合宿が行われており毎日著名な各分野の講師たちが講演をし、それを踏まえて構図や印刷の勉強をしたり、時折遠足に出かけたりして過ごす。私はバスと荷物運搬トレーラーを持っており、地道な営業のすえに昨年からこの合宿の仕事をもらうようになった。

「嘆きの山」麓に位置するジェームスクック大学の研究・合宿施設Daintree Rainforest Observatory。すごい立地だが、まさかいい大人(しかも富裕層)が合宿所でドミトリーで過ごすとは…私も相部屋なことは聞いておらず初日は部屋を逃走して庭で寝たりしたが諦めて二日目から相部屋で過ごした。ただ、中にはどうしても相部屋には泊まりたくない人たちもいて(若者じゃないんだから当たり前だ)周辺のケープトリビュレーションの貸家や宿にも分散している。それらの人々を朝晩ジェームスクック大学の研究・合宿施設Daintree Rainforest Observatoryに送迎するのが、ケアンズからケープトリビュレーションへの送迎以外のメインの仕事だった。したがって私も8日間泊まり込み。

10数個のスーツケースを積んでもまだスッカスカな私の巨大トレーラー。雨が降る時期ではないけどソフトスーツケースには念の為カバーをかけ、傷がつかないように床にはフォームマットをひいている。私は普段ぶっきらぼうで非ソーシャルだけど、仕事においてこういう当たり前の真心を持っているかどうかでバス会社としても野鳥ガイドとしても民宿としてもどれだけ仕事がくるか劇的に変わってくる。

高価なプリンターが5−6台あってほぼ24時間使い放題、講師陣に質問し放題。

このレベルになるとエプソンやキャノンの紙なんて全く使わないんだね。大型プリンターと用紙が使い放題なだけでかなりの価値があると思う。参加費は40万円くらいするけど。

基本的に学生向け施設なので、モダンだけどドミトリー。私はシェフ2名と相部屋だったけど彼らは滅多に部屋に戻ってこないのでまあなんとか耐えれた。

8日間の食事は全て同行する3名のシェフが現地で作るけど(昔はバリスタまで連れてきていたというから呆れる)、アルコールは予め注文して合宿所に配達されていた。総勢40名以上が1週間以上三食を食べるわけで、持ち込まれた食材や保冷車などは壮観だった。

ネーム入りの水筒とタンブラーが支給される。

さらにいろいろなグッズが入った粗品バッグ。こんな一日1−2時間運転するだけで、写真に関する講義を聞き放題で、三食ご馳走を食べて、何十万円もいただいていいのか?
(続く)

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