Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

オーストラリア内陸部の「月の石」を知っているか

オーストラリア内陸部の「月の石」クィーンズランド州の内陸部、特にインコやオウムの聖地ボーリア付近だとか化石の名所であるリッチモンド・ジュリアクリークなどに滞在していると、街中や庭先ににこうした恐竜の卵のような石をよく見かける。

←これは通称「月の石」と現地で呼ばれているもので、オーストラリアの内陸部が昔は逆に浅い海だった時代に天然のコンクリート現象によって形成されたもの。化石ではないけど「ダイナソーエッグ」という俗称もある。

地元民は何世代にもわたって収集しており、白くて丸い完璧なコンデイションのものをたくさん庭先に並べていたりする。ずっと欲しいなあと思っているけど今となってはちょっとやそっとで落ちているようなものではない。

ところでこの間仕事で滞在した時に、連れて行った新入の社員にそんなうんちくを垂れていたら自由時間中にあちこち村人に聞き込んでくれたようで、可能性があるという場所に行ってみると

コンデションはそれなりだけど、本当に落ちてた!!いい仕事するじゃないか。10年近く気にしていたのに。

割れているやつは確かに恐竜の卵っぽい。


あるところにはあるもんだなぁ。まだまだ学ぶことは多い。トレーラーも引いていたんだしもっと拾ってくればよかったとも思うけど後世の人の楽しみを奪ってはいけない。
ということでマランダの自宅兼民宿ジョンストンベンドに「月の石」は四つほど展示されています。1つはツアーに10回も来てくれた恩人であり友人であるSarukoさんのものです。

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