Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

オーストラリアの不思議な物〜3【金属探知機と黄金探し】

金属探知機と黄金探しオーストラリアにもかつて凄まじいゴールドラッシュがあった。メルボルンやベンディゴが有名だが、ケアンズ周辺でもゴールドラッシュは起きており、それらは基本的には地表で取れるものであって日本のようにシロアリのように地下深くへトンネルを張り巡らす必要もなかった。以前発見された世界最大の金塊は地面に転がっていたものだ。メルボルンを作った爆発的なゴールドラッシュについては名著恐るべき空白 (ハヤカワ・ノンフィクション・マスターピース)の序章が詳しい。


時は流れ現代でも黄金は地表に転がっており、黄金探しは副業や趣味として結構な数の人々が行っている。この写真はアウトドア雑誌に出ていた広告をスキャンしたものだけど「キャンプ旅行中にこの金属探知機で1900年代初頭のMizpah指輪(時価$400-600)を見つけて旅費も回収したぜマイト!」という内容。オーストラリアではこの手の金属探知機は大衆キャンプ用品店などでも売っている。


こちらはアウトバックの町の雑貨店の店先に張ってあったもの。中古で$700。「趣味でやる人や2台目として最適」だそうだ。なにしろオーストラリアは世界で最も人間の密度が少ない無人地帯であり、落ちているところにはまだまだ落ちているだろう。200年前まではアボリジニしかおらず、彼らは黄金には何の関心もなかった。以前鳥類調査隊の1人としてキャンプをした広大な私有地では黄金探しのためにキャンプを張っている人々が多数いた。



↑既出だが、00:24から00:30頃にかけての映像中に、道ばたでそんな黄金探しをしている男が写っている。


こちらはさらにすごそうなマシーンにて海岸でコインや貴金属を漁る人。

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