私が独立した2010年代であれば、日本で発行されたクレジットカードに対してオーストラリアにいる私が個人のお客様に数十万円、時には100万円近い金額を決済しても承認が降りなかった記憶はなく、逆にこんなに簡単に誰かのカードに国境と通貨を超えて個人事業主が大金を請求できてしまって緊張するな、という印象だった。
それが2020年代に入ってから決済依頼が承認されないケースが出始め、最近では十中八九で一旦拒否されるほどに悪化している。私の方の問題ではありません。手前味噌ですが私の財務は民宿の成功、バス会社の成功、欧米人相手バードウォッチングツアーの成功の結果2010年代の頃に比べれば比較にならないほど良くなっています。しかし日本のクレジットカード会社は近年『海外からのカード決済を見たら全て詐欺だと思え！』と考えているようで手当たり次第に承認を拒否するようになってきています。
2020年の7月に私は【なぜ日本はそんなに海外を恐れるのか？】というタイトルの記事をアップしている。
『日本の企業にいまだによく見られる、
「海外発行のカードは支払いに使えません」
「海外からは視聴できません」
「海外には発送しません（有償でも）」
「海外では製品保証も対象外です」
「海外ではこのアプリは配布していません」
「海外からはこの番号はつながりません」
「海外には送金できません」
この日本独自の感覚、海外は恐ろしいところで関わってはいけませんという感覚、何とかなりませんか？』と。まあ悪い奴もいるんでしょうけど、大半の真っ当なビジネスにとっては一括りにされて大迷惑です。
カード決済を高い確率で拒否される結果として【AAK Nature Watchではクレジットカード決済のお取り扱いは終了しました。海外銀行振込のみ可能です】という方針をとるもう一歩手前まで来ている。