Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

「雨水タンクの王様」になる

雨水タンク1ヶ月ほど前にアナウンスしていた五番目の雨水タンクが到着した。これはウチに配達された史上最大の物体だと思う。よく敷地内までこのトラックが入って来れたと思うわ。

うちは上水道につながっていないので、庭で使う水を除いて(それは川からポンプで汲み上げている)家屋内で使う水は全て雨水がベースとなってそれを濾過し、紫外線照射殺菌をして使っている。半年前に民宿を始めて以降、シーツやタオルなどの洗い物が毎日のように生じるようになった。洗濯は一回で160リットルも水を使ってしまう悪魔のようなもので、これまでのタンク4つではギリギリの運用だった。この5つ目の到着で乾季の後半でもよく眠れるというものだ。

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なおトラックは近くに下ろすところまでが仕事であって、希望する設置場所まで最終的に動かすのは購入者の責任となる。これまでのタンクは男2人とかで押して動かせたが、今回のサイズはびくともしない。

取入れ口、排出口の位置関係の都合によりまずランクルで牽引ロープを引っ掛けて引っ張ってタンクを回転させて向きを変える。これ自体は大したことなかった。

次に十字キーのように様々な方向から押して少しづつ希望の場所まで動かす。

あっちから押したりこっちから押したり、上り坂だと動かなかったりで難儀。

もちろん事前にスコップで整地をしておく。緩い傾斜地だったので平らにしたわけだけど、スコップ一本でよくこれだけやった。後半は余った土を敷地内各地の道や穴の補修に回した。

これらの作業を一気にやったわけではないが、これらの合計すると2日以上かかった。ともかくこれでもう水の心配はなく、乾季になっても心配事がひとつ減った。この四年間で2回水がなくなりかけたが今回は本当にあと1日分しかないところで一気に30mmを超える雨が降ってくれた。

恵みの雨という言葉を人は気安く使うが、本当に天に感謝する恵みの雨だった。私はその喜びを知っている。

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