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野鳥誌上広告に見る野鳥の多い不動産の広告

野鳥誌上広告に見る野鳥の多い不動産の広告これは、オーストラリア野鳥の会本部が発行している会報における広告ページの様子。ツアー会社、写真上達コース、大学の宣伝に混じって右上のスペースに

誰かが売ろうとしている不動産の広告が入っている。これは全然珍しいことではなく、野鳥が豊富に見られることをPRに全国の野鳥ファンの誰かに興味を持ってもらおうというものだ。

この広告では「メルボルンから1.5時間、自然保護区に隣接した1.5ヘクタールの豪華な家」といった情報よりも大きな字で「これまでに99種類の野鳥を記録」と書かれている。

一方こちらは地元であるオーストラリア野鳥の会の北クィーンズランド支部の会報のダウンロード版から抜粋。こちらは販売されている不動産ではなく貸別荘のような感じ。「半径500m以内で90種類の野鳥を記録」と宣伝されている。

ちなみに「半径xxx以内で◯種類の野鳥」という表現はよく使われる宣伝文句で、自分の敷地外であっても裏に山があるとか二軒隣に池があるとかであれば一気に種類数を増やすことができるため。

キングフィッシャーパークも「半径1.5km以内」という広すぎる表現を断固として変えておらず、純粋な敷地内だけの種類数は非公表だ。でもさ、半径1.5kmというと東西3kmよ。もう1-2駅向こうじゃん…その間にある川や牧場や誰かの池や後ろの山脈の鳥とかも全部自分に含めちゃうわけか。

まあ、この2軒の最近の広告からわかることは、近所まで含めて野鳥が90種類台確認されていれば結構なアピールになるということ。

ちなみに私のジョンストンベンドは敷地内だけで159種類が記録されており、しかもまだ数え出してから3年余りと新しい。将来的に200種類に迫るのは確実で、それは「東西3km以内で…」とかではなく、完全に敷地内だけの数字。

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