Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

自前のインフラを持っていることのメリット

和歌山で大規模な断水が発生して、人々がポリタンクを持って給水車に並んでいる映像が和歌山の知人達のFacebookから流れてきている。こういうアクシデントを見るたびに自前のインフラを持っている強みを感じる。

私のジョンストンベンドは元々水道水に接続されていない。「それほどの秘境か」というとそうでもなく、街から3kmしか離れておらず、しかも大通りに面しているので水道水が引かれていない理由は謎だ。多分歴代四十年間の所有者が変なやつばかりだったのだろう(含 自分)。

しかしそのせいでジョンストンベンドは鍛えられ、数万リットルの飲料水や濾過&UV殺菌システムを持つ一種の山城のような様相を呈している。防災にペットボトルを何本か用意してあるというレベルではなく、いざとなれば当分の間周辺住民へ飲料水を配給し続けることもできる。その上で敷地は何百メートルも川にも面しており、川の水でよければポンプで制限なく無料で組み上げられるようにもなっている。もし私が自然林の再生に熱心でなくて1200本も木を植えていなかったら、そのスペースに畑を作って鶏でも放っていたら食料のかなりの分も自給できると思う。

電力もソーラーでまかなって外部インフラに繋がっていない完全な独立世帯になるのもそう遠くないところまできている。できないよりできたほうがいい。少なくともそういう人の方が話していて面白い。

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