Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

監修の仕事を立て続けにZoomで行う

映像や文章に誤りがないかをチェックしながら(もちろん野鳥に関して)様々な質問に答えるような監修の仕事って、中高年の方々がするものと思ってたけど最近のこのタイプの仕事の増加を見ると私もそんなステージに入ってきたということでしょう。


ここで登場するのがリモートワークの定着で旋風を起こしているらしいオンライン会議サービスのZoom。メールが行き交いうより圧倒的に速く済むし複数人が一斉に参加できる。しかしその分その場で即回答をしなければならないので調べて回答する隙はなく、本当に全部頭に入っている分野でないと対応できないね。録画されてるし。


僻地に住んで自営業をしていると、そうしたテクノロジーから取り残されて良くも悪くも生きた化石のような気分になることがある。しかし考えようによっては僻地に住んでいて時差もないケアンズからこそZoomの恩恵を最大限に受けられるというものではないか。しかもみんなが苦労している背景画像問題も我がジョンストンベンドであれば玄関がら数歩歩けば本格的な熱帯雨林を背景とすることができ、野鳥研究家との立場でミーティングに参加するには適切な気がする。世間では白い壁とかカーテンとかが背景になっているケースがほとんどなのに対して、私だけ「後ろは熱帯雨林」でありみんな「えっ」という表情になるのがちょうどいい。


屋外は室内に比べて圧倒的に明るいので画質も良くなり「いかにも機材や照明を揃えて熱心にZoomしている人」みたいになる。実際は全くなにもしていないが。私がそんなことにエネルギーを向けるわけないじゃないですか。

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