大学受験の際に地元の私学と、東京にあるそれよりもはるかに世間的には有名な私学の二つに合格した。少し悩んだが地元の学校に進んだ。もしその東京の有名私学に進む道を選んでいたら奨学金の返還はまだ遥か先であり、下手したら定年が見えてくる頃まで毎月果てしなく返還し続けているに違いない(それは、東京にある日本で一番難しい大学の一つに進んだ私の妹が選択した道でもある)。
気を失うくらい学校が嫌いだった私には子供の頃の記憶は辛いものばかりである。その分今は光が溢れ、無限の未来が手招きしているような日々を享受している。苦労の大半は回収し、これからはただプラスを続ける頃だ。