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ナビツアーケアンズ支店閉鎖の衝撃

ナビツアーケアンズ支店閉鎖
私が山を降りてケアンズ市内へ行くのは月に1回か2回くらい。何しろ特に用事がない。3週間ぶりに行ったらナビツアーのケアンズ支店がなくなっていて驚いた。長い間同じところにあったもの。ホームページを見るとゴールドコースト支店も閉じたみたいで今後は個人宅で業務を続けるそうだ。十数年ケアンズの業界にいるものとしてはそんな時代が来たのか、、、と感慨深い。このまま国際線の再開が遅れ、来年だか再来年だかいつか復活しても今後はたった週2便、成田からだけとかになれば陸上で日本の方々を対象にツアーをしている会社は次々と消滅し、最後とうとう私だけになったとかもあながちSFではなくなってきた気がする。

根拠もちょっとだけある。この半月ほどの間に複数の超大手からダイレクトで「ツアーをして欲しい」との連絡があって、私はここでも(時代が変わった)と感慨深かった。十数年前なら必死の営業攻勢をかけ、頭を下げ、接待をし、多額の広告費を払い、運が良ければなんとか取り扱って頂けるかもしれないというような雲の上の存在だったのに、何もしていない分際で逆にこちらが次々と頼まれてしまうのだから。野鳥ツアーとかに限らず他の人でも出来そうな一般的な内容のツアーも依頼内容にあって「これらは何ですか?」と尋ねたら「現在、ツアーをしている日系の会社が他にないので…(販売できる商品がない)」という凄い答えが返ってきた。

バスも売却し、もしくは登録解除し、社員は一時帰休し冬眠している日系のツアー会社群はこれから来年再来年までどうするつもりだ。

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