サイトアイコン 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

オーストラリアでおすすめの野鳥図鑑 2024年最新版

近年ケアンズに探鳥に来る人の間で図鑑を携帯する人がほとんどいなくなりました。ある程度はアプリで代用できるのでそうであるのならまあいいのですが、ほぼ何も知らない旅先(海外)なのにアプリも入れていない、図鑑も持っていないというのではバードウォッチングになっていません。覚えよう、識別しようという上達への重要なパートが抜け落ちたそれは撮影会であり、バードウォッチャーではなくカメラファンです。私は同じ野鳥の名前を12回くらいまでは声に出しますが、それ以降は見かけても何も言わなくなります。覚えようという意思がまるでない場合はお互いに無駄だからです。
Australian Bird Guide compact version
私が一番お勧めするオーストラリアの野鳥図鑑はこの青いフルサイズのAustralian Bird Guideですが、流石に携帯できないサイズであり車の中に置いておくのさえ若干邪魔になる大きさです。そこで、新しく発売されたこの赤いコンパクト版のAustralian Bird Guideの登場です。これはいい図鑑ですよ。

1枚目の写真のように横に並べた図ではそこまでの差を感じませんが、横から見たりすればその小ささは歴然。三分の一くらいのスケールなので携帯できます。それにこの赤いコンパクト版は2年あとから出版されただけにその間の分類の変更がちゃんと反映されており、フルサイズの青い方よりも最新の情報になっています。欠点は迷鳥を大胆に削っている点で、Black Petrel, Westland Petrelあたりの毎年少数が観察されるレベルの野鳥もバッサリカットされているくらい。


私は図鑑にフィールドで感じた識別点や違和感を鉛筆でどんどん書き込むタイプなので、管理上常用する図鑑は書斎用の1冊(青い方)、携帯用の1冊(赤い方)この2冊までです。大変なので最新の2冊以外の図鑑は更新をやめ、倉庫に移動させてきました。


たまに日本語の簡易図鑑などを持ってきてる人もいますが、それはお勧めしません。Australian Bird Guideのような国内トップの研究者数人がそのほか何十人もの支援を得て作る億単位の予算を投じた国家プロジェクト的な図鑑に、学者でさえない野鳥愛好家1−2名で作った図鑑が勝るわけないじゃないですか。こう言い換えましょう。もし日本にて日本野鳥の会が最新の分類に基づいて出版したばかりの図鑑と、日本在住の外国人野鳥愛好家が出版した数年前の図鑑が同じくらいの値段ならあなたはあえて後者を買いますか?どうして?

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