何故飛び回っているかというと、人や犬に追われたから。ケアンズの海岸通り(エスプラネード)は年々ピカピカに整備され人が増え、中には浜に降りて犬を走らせたりちびっ子を走らせたり、投網を投げたり何本もの投げ竿をセットし幅100m以上に渡り浜を一人で占領するおっさんとか、困った事になって来ている。
ケアンズの海岸通り(エスプラネード)はシベリアやアラスカ付近から地球を縦断する渡り鳥達の大動脈ルートに位置し、ここで安心して滞在が出来なくなるとケアンズだけの問題ではなく、アラスカ/ロシアー日本/韓国ー台湾ーフィリピンーマレーシアーパプアニューギニアーオーストラリアといったルート状の膨大な地域の生態系などに影響が出ます。「世界で最も恵まれた観察地」という表現があるような重要な場所なのです。
私も、ご存知のように釣りが大好きだけれども、ケアンズの海岸通り(エスプラネード)はそんなことに使われるべき所ではない。犬を走らせるのもしかり。