Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

救出

市内中心部で、けがをしているオナガテリカラスモドキの子供を発見。ガラスにでも激突したのか飛ぶ事も歩く事も出来ない。このまま放っておいて生きて行ける訳がないので捕獲する。
もちろんすぐに所属する野生動物の介護リハビリ団体に連絡するが、今日は祝日だ…。なかなかメンバーが捕まらない。

基本通り、段ボールにオナガテリカラスモドキを入れておくと大騒ぎして逃げようとする。体力を消耗させる訳にはいかない。左手で掴みながらあちこちメンバーに電話をする。
遠くにキャンプに行っている人、今まさに飛行機に乗ろうとしていた人などを経由して団体のリーダー、フレッドが自ら引き取りにくるという事になった。やれやれ。

オナガテリカラスモドキの子供(テリーと命名)は次第に落ち着いたようで、私の手の中できょろきょろしていた。「早く来るといいなー、テリー」話しかけていると面白い事に気がついた。簡単なモノマネをするのである。


私が口を開くとテリーもまねする。首を傾げるとテリーもまねする。なんだ、以外と元気そうじゃないの。15分くらい待って、フレッドが到着。無事に引き取られて行った。
もう大丈夫さ。彼はプロだ…。なんか少し寂しかった。けど元気でね、テリー。

FNQ Wild life rescueは傷ついた動物の搬送、介護、リハビリを行っているボランティア団体。Willieもメンバーです。24時間連絡先 (07)4053-4467、ダメならば(07)4093-9277、更にダメならば0403 397 046までお電話ください。

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