Site icon 【公式】オーストラリア唯一の日本語専門バードウォッチングガイド 太田祐(AAK Nature Watch)

カッタナ湿地再公開!

カッタナ湿地
再整備事業や植林活動が続いていたカッタナ湿地が12月6日、ついに一般解放された。仕事があったのだけど、日没前に何とか駆けつける事が出来た。時間が時間なのに、結構人が歩いていた驚いた。


少年時代を思い出す小川。ザリガニやヨシノボリ、ドジョウ、スジエビを捕まえて遊べそう。その辺の生き物相手には網も何もいらない。手掴みだ。小川をせき止めて一網打尽にする事も容易だ。はぁはぁ(興奮する)。
カッタナ湿地はケアンズの古いバーダーにとっては思い入れがある土地。今はヨーキーズノブに鳥見に行く人が多いけど10年前まではカッタナ湿地がその役目を担っていた。特にトサカレンカクやムナジロクロサギの名所として。私もちょうどその最後の時代の頃からなら知っている。(その辺りのいきさつは昔こちらに書いた)その後砂利の採取場として湿地はめっちゃくちゃにされてしまっていたそうな。日本でも同じなのだけど、水気を沢山含んだ砂利の土地というのは宅地にも農地にもなりにくく使い道が無い。だから建材やアクアリウム用に砂利を買い取りますよ、いわれると土地の所有者は目先の金に釣られてほいほいサインしてしまう。ショベルカーやダンプがなだれ込んできて採取が終わった後には無惨な穴ぼこだらけの土地になってしまう。だから、今日訪れたカッタナ湿地は以前の豊穣な面影は無かった。なんとか表面上は元に戻しました、というだけで生き物はあまり戻ってきていなかった。こんなにあちこちに池があったっけ?というのは砂利の採掘跡に水を張ったものだろう。実績はある所だけに、いずれ生き物がもっと戻って来ると信じたい。嬉しいのは、オーストラリアカタグロトビが居た。セイタカコウやブロンズトキも。

ハイドの存在が虚しい。ハイドにたどり着く為に別のハイドが必要だ。丸抜けな今の状況だと。他に、バーベキュー施設(役所は、公園たるものバーベキュー施設が無いとダメだと思い込んでいるのだ)、トイレ、ベンチ、そして無駄に広い駐車場が完備。その広さ、スカイレールの駐車場とほぼ同じという凄いものだ。バスゾーンやローディングゾーンも完備!そこまでするなら48時間まで滞在okのレストエリアにしろ。ケアンズの辺りには無さ過ぎるぞ。

場所はヨーキーズノブヘ行く途中のDunne road,そこまで行けば看板が出ているのでわかる。
12月20日、ケアンズ探鳥会が満を持してカッタナ湿地で無料野鳥観察会を行うのでそれに参加すると手っ取り早いというか、いろいろ見せてくれるでしょう。06:30に駐車場に集合。カッタナ湿地自体は朝05:30から19:00まで写真のゲートが開いている。

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